コメの放射性物質検査の方法（案） 2011/8/2

＊検査は全て玄米で実施します。
　放射性セシウムが水田の土壌１キロ当たり１０００ベクレルを超えて検出された地域では、収穫前にコメのサンプルを取り、予備調査を実施します。コメ１キロ当たり２００ベクレル超の同セシウムが検出された場合、収穫後に詳しく検査します。
　水田土壌中の放射性セシウムの分析結果
　　　那須烏山市　１８２ベクレル
 土壌に含まれるセシウムの１０％がコメ（玄米）に吸収されることが判明しています。
　白米にすればもっとセシウムの数値は下がります。
　セシウムの基準値は５００ベクレルのため、土壌のセシウムが５千ベクレル以下なら、収穫後のコメは基準値を下回ります。　
http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/houshanou_suiden.html

　土壌のセシウム濃度が低い地域（水田の土壌１キロ当たり１０００ベクレル以下）では、収穫後に市町村別に検査を行います。
　コメの暫定規制値（１キロ当たり５００ベクレル）を超えた場合、市町村単位などで出荷停止の措置を検討します。
　
　検査対象は青森県、秋田県、宮城県、千葉県など東北・関東地方を中心に、19の都府県です。
　４月、土壌のセシウムが１キロ当たり５０００ベクレルを超える水田の作付けを制限していますが、今回はそれ以外の地域のコメの検査基準を決めます。
　千葉県は、今週にも早場米として収穫される南部から検査を始め、県内約３３０カ所で実施する予定で、栃木県は、８月中旬にも約１８０地点でサンプルを採取、茨城県も早ければ８月初旬に検査を始めます。